入院@1自殺未遂

そう、それは17歳の高校2年の時だった、ネット上で好きだった子が自殺をしたのを知って自分も死のうと思い大量服薬をしたのである、案の定、薬の知識がまだなかったせいか量も少なくて助かった、だが3日間昏睡状態で胃洗浄をせず点滴で流すといった方式で処置された
ようやく目が覚めたら何やら体がおかしい???起き上がろうとしても起き上がれない!よく見たら手、足、腰にベルトがまかれてるじゃないか
なんじゃこりゃーーーーーーーーっと思い家族、主治医、看護婦が見てる前で「これをはずせ!!さもなきゃお前ら全員ぶっ殺すぞ!!」っと怒鳴った
そしたら主治医が何やら難しい話を(憲法第何条によって)してきて、はずすことはできませんっとあっさりと言った
家族は怒った様な顔をしており主治医は看護婦と何やら話をしている
それから俺の感情もだんだんおさまってきて夜になった
眠れない眠れない・・・っと看護婦さんに言ったらじゃぁー眠れるまで話をしたあげるっと言ってきた
看護婦「私、松田聖子の大ファンなんだー」っと言ってきた、僕は「へーそうなんですかーー」っとあっさり返す
続いて看護婦「私好きなお笑い芸人がいるんだーー誰だと思う?」っと言ってきた
当然さんまだとわかってたけどじらして僕は「ナイナイの岡村ですかーー?」っと言う
看護婦「ぶー違うよー、もっとかっこいい人」っと言ってきたのでもううぜいなーっと思い「さんまでしょ!」っと言う
看護婦「ピンポーン、当たり、よく分かったねーーあの人のトークが好きなんだーー」
僕「へーそうなんですかー」
っと話している間にいつの間にか朝になってた
次の日からはてんてこまいだった、やたらと看護婦さんや精神科医が話をしにきて、もうー一人にして!っていうぐらいうざかった
手、足のベルトがようやく取れた、入院してから4日目ぐらいで、あと点滴やチンコについてるカテーテルも取れた、(カテーテル取るとき痛すぎ)
おしっこは尿便で自分でとらなきゃいけないんだが、大便が困った、
俺が入ってる部屋は個室でトイレもついていただけど、腰のベルトはまだとってはいけないからベットの上で大便をした、人生最大の恥である
それから看護婦さんが髪の毛を洗ってくれた、これはとても嬉しかった、なんせ何日も入ってなかったのでベトベト
食事もでるようになった、今でも覚えてるが初めて出た食事は鍋焼きうどん
喰った瞬間まずい!!っと言って元に戻した、
看護婦さんは笑ってお口にあわなかった様ねーなんて言うけど俺は今、ガリガリだから飯を喰っとかなきゃいけないんだよ!っと言いたかった
そうそうその頃の俺は金髪で体はガリガリ、姉貴曰くじいさんに見えたという
腰のベルトも取れていよいよ退院か?っと期待してたら、主治医曰く、落ち着くまで入院してましょうだって
何ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!まだ入院すんのかよ、もううんざりだよ
そして部屋変え
今度も個室、トイレはついてなかったけどね
移ってから5日ほどは鍵をかけられ閉鎖状態にさせられ、トイレもポータブル式のをおかれすんだら看護婦を呼ぶっという方式だった
俺の日課はTVばかし見てた、それか寝るか
ようやく解放にされたがタバコも吸う気にはなれないのでトイレとお風呂以外は部屋から一歩もでなかった
やだったのはお風呂の時、ロビーやタバコ室を通るのでみんなが俺を見る、
金髪がそんなに珍しいか?っと問い詰めたかった
食事は看護婦さんが自室まで毎回持ってきてくれた、もちろん薬を飲むところも確認される
主治医と親が話し合ってようやく外泊許可がでたーーー嬉しいーー
蒸し暑い夏の中、車で帰り、家に到着
俺は即効パソコンをやる、ネット友達のログを確認する
それから床屋に行き、「白髪にしてください」っと言う、定員さんは「やりますか?」というので「はい」と言う
わおーーーーーー本当に白だぜ
次の日は病院に帰らなければいけなかったのでMDとかをいろいろ用意して病院に戻った
看護婦さんたちがジョバンニ君どうしたの?髪の毛?っというので気分転換ですよっとあっさり返した
地獄は外泊から帰った夜中に起きた、就寝(夜の9時)過ぎにライトをつけ音楽を聴いていたらいきなり俺の部屋に女の子がいる
俺はビビって「何すか?」っと聞くと、女の子は「お願いだからキスさせて、今すごくキスしたい気分なの」っとかいってきた
俺は怖くなって大声で「出てけー」っと一言、女の子はしょんぼりしながら出ていった
その日は眠れるどころか、初めて実感した
あーそうだよなーここは精神病棟だもんなーっと
いよいよ退院、さよなら精神病棟、2度と入院しねーよっと思いながら車で帰る
まぁーその1ヵ月後にまた入院するんだけどねー(笑)