ICUからようやく出られたが、っがだ
精神病棟の4人部屋に移され俺とおっさん2人で入院していた
そこにいたおっさん、朝から晩まで意味不明な事を大声で叫んでいて
自分も初めは無理をせず気にしないようにしていたが
とうとうぶち切れて
「おめーぜっていゆるさねーからな!!!動けるようになったら殴ってやる」っと大声で夜中に何度も言った
それを看護婦さんが聴いたのか?その人隔離部屋に移動された
そうそう看護婦さんでめちゃくちゃ美人なK看護婦さんがいて
俺は夜中にこんな話しをした
俺「看護婦さんってやっぱTATOO彫ってあるでしょ?」
Kさん「何言ってるの笑、そんなものやってたら首になるし温泉にも行けないわよー笑」
俺「へぇ~温泉好きなんだ」
Kさん「好きだよー凄く大好き♪」
この看護婦さん、病棟一の美人で真面目で怖くてボキャブラリー最高
もう文句なしです、はい
それからチンコのカテーテルがはずれて内科に受診する事になった
原因は肺炎
主治医曰くレントゲン写真が真っ白だったそうだ
内科に車椅子で行ったらICUの看護婦さんが「ジョバンニ君?」っと聴いてきた
俺は「はいそうですが」、、っと言ったら
その人は「久しぶりだねー元気にしてた?やっぱ髪の毛、金だねーーそれも凄いロング」
「今度は何色に染めるの?」っと聴いてきたので
「赤か銀にしようかと思ってます」
「銀いいよ、いいよいいよ銀、結構お洒落だねーー私を殴っておきながら笑」
「すみません、あの時まじ苦しかったんで苦笑」
「ふふ、いいよいいよ、また会えたら話そうねーーばいば~い」
でだ何とか受診をすませ肺もよくなり点滴だけになり病棟内は動けるようになった
あ、その前に看護婦さんが髪の毛洗ってくれたんですよー
看護婦さんたち「わたし始めてー金髪洗うのー」っとか
「痛んでるよー髪の毛ー」とか言われすっきりそうかい
でだヒゲも剃りロビーをぼーっと歩いてた
いろんな人達がいてみんな見てた
そりゃーでかくてこんな髪型してりゃぁ街行く人々皆見るよ
俺は暇だったから座ってテレビを見ていた
けど、心の中はもうズタズタ・・・その時も本当に死にたかった
あの人のことを思い出すと
悲しげな顔して下を向いてたら2人の女の子が話しかけてきた
あやちゃんとみさきちゃんだった
あやちゃんは17歳の高校2年生、みさきちゃんは15歳の中学3年生
いろいろ話してようやく気がまぎれた
それから茶室でコーヒーを買って飲んでたら大野さんと言う31歳の男性とも友達になった
ようやく点滴もはずれタバコを吸っていい許可がでて即効タバコ室へ
これぞとばかりにガンガン吸う
そこは他の科の人も来るのでいろんな人と友達になり
病棟にいない時は大野さんと2人でタバコ室へ行ってる事が多かった
病棟にいる時はいつものメンバーで馬鹿騒ぎ
声がでかくて看護婦さんにも注意をうけた
卓球をやったりいろいろした
・・・
だけど悲しみは止まらず夜中にロビーで泣いてたこともあった
2人の看護婦さんが相談をうけてくれて何とか眠れたが・・・本当に辛かった
部屋でもよく泣いた
もうその時から感情がコントロールできなかったのかもしれない
・・・
あやちゃんは元気でいつも笑顔、そして今も連絡をとっている
あやちゃんが退院する時は笑顔で見送った
俺の唯一の楽しみは大野さんとの会話
携帯でパケットをやったりいろいろと話した
けど、大野さんはジストニア・・・
薬の副作用で喋れなくなり会話をする時は紙に文を書いて会話した
治る見込みはなかなかないらしい・・・可哀想だ
・・・
いよいよ退院の日が迫ってようやく退院
今回だけは本当に辛くて楽しい思いをした
けど金は莫大にかかったけどね苦笑
親御さん、ごめんなさい
書きたい事は山ほどあるがすべて書いたら300ページの小説なみになるので簡潔に書きました
人生いろいろ、助け合わなきゃね